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不妊治療のよくある質問
女性不妊症のよくある質問
男性不妊症のよくある質問
不育症のよくある質問
当院についてのよくある質問
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仕事を辞めずに、不妊治療はできますか?
現在通院中の方にお仕事をされている方はたくさんいらっしゃいます。通院回数など相談しながら治療を進めます。
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平日何回くらい受診が必要ですか?
治療方法により受診していただく回数、頻度は異なります。まずはご相談ください。
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不妊治療することを職場に相談しにくいです。
不妊治療を受けている方が、職場に不妊治療中である事を伝える際や、職場独自の制度等を利用する際に使用する等、仕事と不妊治療との両立を行う従業員と企業の方をつなぐツールとして「不妊治療連絡カード」がありますので、ご相談下さい。
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排卵誘発剤の注射が必要になった場合は毎日通わなければいけませんか?
治療方法によって来院回数、注射の頻度は異なります。通院が難しい場合はご自身で実施する自己注射を選んでいただくことができます。ご相談ください。
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妊娠を希望して1年間タイミングを取っていますが、妊娠しません。そろそろ受診した方がいい?
避妊をせずに、夫婦が普通の性生活を続けていると、半年で80%、1年で90%のカップルが妊娠するといわれています。しかし10~20%の方はなかなか妊娠に至りません。日本では、子供を希望しているカップルが1年間妊娠しなかった場合を不妊症と定義しています。当院では不妊治療無料相談を実施しております。まずはご相談ください。
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持病があるのですが、妊娠に影響はありますか?
持病の種類にもよりますので一概には言えません。持病のかかりつけの医師に妊娠してよいかどうかを聞いてみて下さい。妊娠しても大丈夫ということであれば不妊症外来を受診して下さい。場合によっては不妊の担当医と持病の主治医で情報交換をする必要もあります。
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保険診療でどんな治療ができる?
令和4年4月から、タイミング指導・排卵誘発・人工授精などの「一般不妊治療」、体外受精・顕微授精等の「生殖補助医療」について、保険適用となりました。詳しくは厚生労働省ホームページ「不妊治療に関する取組」をご覧ください。
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不妊治療助成制度について
不妊治療に関して都道府県や市町村が助成金制度を設けている場合があります。
不妊治療、男性不妊治療、がん患者等を対象とした妊孕性温存療法、不育症など、様々な助成制度があります。詳細はお住いの県、市町村などの各自治体に直接お問い合わせください。 -
妊娠はどうやって成立するの?
妊娠成立までには
- 卵子の成熟
- 排卵
- 卵子の卵管采へのピックアップ
- 精子が子宮を経て卵管を卵管采まで移動
- 受精
- 胚の成熟と卵管内の移動
- 着床
という行程をたどります。
このどこかが上手く働かなくても妊娠は成立しません。一般に不妊症ではないカップルが妊娠を計った周期に妊娠する確率は約25%と言われています。 -
不妊症って何ですか?
避妊をせずに、夫婦が普通の性生活を続けていると、半年で80%、1年で90%のカップルが妊娠するといわれています。しかし10~20%の方はなかなか妊娠に至りません。日本では、子供を希望しているカップルが1年間妊娠しなかった場合を不妊症と定義しています。
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不妊症の人はどれくらいいるの?
子供を希望していてもなかなか妊娠しないカップルは5組から10組に1組といわれています。少しでも不安を感じたら、不妊治療無料相談へお越しください、
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不妊症の治療にはどんな方法がある?
主な治療としてタイミング指導、排卵誘発、人工授精などの一般不妊治療、体外受精、顕微授精という高度生殖補助医療があります。
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人工授精とは?
排卵のタイミングに合わせて精子を人工的に子宮内に注入して自然な妊娠を期待する方法です。女性の卵管がきちんと通っていることが条件で、精子の数が少なく運動性が悪い場合や子宮頚管粘液が少ない場合に行なわれます。
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体外受精とは?
一般不妊治療で一定期間以上妊娠しない場合や卵管が閉鎖している場合に行います。卵子と精子を1つの培養皿の中で培養して、自然の力で受精させます。
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顕微授精とは?
精子の状態が非常に悪い場合や体外受精で受精しない場合に行います。顕微鏡下で精子を卵細胞質へ直接注入する方法で、不妊原因が男性側にある重度の乏精子症や無精子症などに適用されます。
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受精卵の凍結保存とは?
受精卵(胚)を胚盤胞まで育てた状態で液体窒素(マイナス196度)の中に浸漬して保存します。採卵された時期とは別の排卵周期、もしくはホルモン剤で子宮環境を整えた周期に移植します。
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転院を考えていますが、紹介状は必要ですか?
これまでの治療経過について確認をさせていただくことがあります。生殖補助医療(体外受精・顕微授精)をされていた方は、移植回数等を確認させていただきます。紹介状は必ず必要という事ではありませんが、簡単でも治療経過について紹介状にまとめていただければ幸いです。それが難しい場合には、これまでの経過をご自身でまとめていただき、受診をお願いいたします。
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ART(高度生殖補助医療)へステップアップをしたい。必要なことは何ですか?
当院のART説明会にご参加いただく必要があります。体外受精や顕微授精について、対象となる病状と治療の進め方の説明があります。予約制ですので、ご希望の方は担当医師又はスタッフにお尋ねください。当院を受診中でない方も説明会にご参加いただけます。お問い合わせください。
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産み分けしてますか?
当院では産み分けはしておりません。現在他院で産み分けと称して患者さんに提供している方法には医学的根拠はありません。また成績も公表されていません。性別を決定するのは精子ですが、X染色体を持つ精子とY染色体を持つ精子の重さの違いを利用して密度勾配を利用して精子を分けて希望する精子を多く含む分画を人工受精をする方法があるのですが、これでも産み分けられる確率は8割程です。現在この方法は学会で禁止されています。
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凍結胚の移送は可能ですか?
他院から凍結胚の移送は受け入れています。ただし、凍結方法やデバイスの種類は施設によって異なりますので、当院で融解ができない方法の場合は受け入れできません。まずはご相談ください。
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社会的適応の卵子凍結は行っていますか?
医学的理由(たとえば、癌の治療前など)による卵子凍結はお受けしていますが、社会的適応による卵子凍結は現在はお受けしておりません。
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トリオ検査(ERA+EMMA+ALICE)していますか?
検査は可能ですので、ご相談ください。
- TRIO検査とは
- 妊娠に必要な「着床の窓」、妊娠に最適な「子宮内フローラ」、この二つを見つけることができる子宮内膜の検査をERA・EMMA&ALICE検査といいます。同時に調べることができる3つの検査を合わせて、TRIO検査と呼びます。
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タイムラプスは必ず行うものですか?
当院では全症例に対して胚の培養にタイムラプス培養を行っています。そのため原則全症例にタイムラプス培養の費用が発生します。タイムラプスインキュベーターは胚発育を継続的にモニターすることで多くの形態学的な胚の情報を取得できます。胚の培養環境の改善と、多くの形態学的な胚の情報に基づく高品質な胚の選択の双方により、体外受精による妊娠率、出生率の改善が期待されます。
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夫も一緒に受診しなければいけませんか?
保険診療による不妊治療は、ご夫婦に治療内容を説明し同意を得ることが条件となっております。保険による診療が始まる2回目の受診日にはご夫婦揃って受診をお願いしております。ご主人の来院できる日時をご相談ください。
どちらか一方ではなくご夫婦二人で治療を進めていけるようサポートいたします。 -
パートナーはいるが、籍は入れていません。治療できますか?
治療は可能です。当院で治療を希望される方で、夫婦(パートナー)の姓が異なる場合、お二人とも治療の意志があること、重婚でないこと、出生した子について認知を行う意向があることを確認させていただきます。治療開始前に必要書類(戸籍謄本および住民票)の提出をお願いしています。
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職種と不妊症は関係ありますか?
職種によっては不妊の原因となることがあります。例えば有機溶剤を扱う仕事の場合などでは間接的に不妊の原因となることがあります。その他諸々の化学製品などが影響することがあります。
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予約制ですか?
初診時は予約制ですが、それ以外の診療は予約制ではありません。検査結果をお待ちいただく際などは外出も可能です。当院のアプリでお呼び出しいたします。
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予約の取り方は?
初診時のみ予約制です。お電話にて予約をおとりいたします。詳しくは初診時の予約説明ページもご参照ください。
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駐車場はありますか?
駐車場はあります。「アクセス・駐車場のご案内」のページをご覧ください。
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生殖医療婦人科と産婦人科の入り口は分かれていますか?
入り口は各科で分かれています。生殖医療婦人科の入り口は建物の一番西側、駐車場から3つ目の入り口です。待合室も分かれております。
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子供を一緒に連れて受診できますか?
お子様連れでの受診も可能ではありますが、敷地内にお子さんの一時お預かり施設「リトルストークよこた」もございます。利用希望の方は事前にご相談ください。
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子連れの人を見るのがツラいです。何か対策はしていますか?
当院は産婦人科・小児科も併設されていますが、生殖医療婦人科と産婦人科・小児科の入り口は分けて設置しています。また、子連れ受診の方にはお子さんの一時お預かり施設「リトルストークよこた」を勧めています。お預けが難しいお子様の場合にも、お車等での待機をお願いしておりますので、子連れの方と待合室などで一緒になることはほぼありません。
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妊娠しやすい性交渉の時期は?
排卵日の3日前から排卵日翌日までの5日間です。
ある研究によると排卵日四日前の姓交渉でも妊娠しやすい時期としています。 つまり子宮や卵管に入った精子は3-4日間は生きていて受精能力はあるということです。 排卵日が近いかなあと感じたら1-2日毎に交渉を持てばいいでしょう。毎日は必要ありません。 因みに腟の中は酸性なので腟から子宮に上がれない精子は数時間で死んでしまいます。 -
不妊症の基礎検査を受けたのですが異常は指摘されませんでした。排卵日辺りに性交渉を持ってるのですが妊娠にいたりません。どうしたらよいでしょう。
基礎検査で明らかな異常がないのに妊娠しないのを「原因不明不妊」と言います。以下に説明します。
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では原因不明不妊の原因はなんですか?
原因はいくつか考えられます。
卵管は通っていても排卵された卵子の取り込みがうまくいかない人がいます。何故そんなことが分かるかというと、体外受精をすると質の良い胚が沢山得られて、その一つを移植すると直ぐに妊娠される方がいます。こういう方は振り返って卵子の 卵管への取り込みが巧くいってなかったのだろうと推定出来ます。
一方、体外受精で質の良い胚が獲得出来ない方は卵子や胚の質が良くないことが原因とわかります。
更に、良い胚を何度移植しても妊娠に至らない方がいます。胚を受け入れる子宮内 膜に原因があると考えられます。 このように原因不明不妊でも原因はあるのです。したがって、タイミングよく性交渉を持って半年位しても妊娠にいたらなければ人工授精にステップアップします。人工授精を5-6回試みても妊娠にいたらなければ体外受精にステップアップすることが教科書的な治療方針です。
詳しくは当院発行の「こうのとり新聞12号、13号、14号」を参考にして下さい。 -
妊娠しやすくなるサプリメントを教えて下さい。
サプリメントは健康補助食品と言われるものですから、バランスのよい食生活をしていれば必要はないものです。医学的に証明された妊娠力を上げるサプリメントはありません。
サプリメントとして葉酸を妊娠前から内服することはお勧めします。葉酸はビタミンBの一種です。葉酸が不足すると胎児に神経管(脊椎や脊髄)の奇形が起こるリスクが高まります。
当院で発行している「こうのとり新聞」にサプリメントについて詳しく述べられていますので参考にして下さい。 -
不妊治療中や妊娠中にインフルエンザワクチンを接種してもいいでしょうか?
大丈夫です。妊娠中にインフルエンザにかかると重症化しやすくなります。防腐剤の入っていないワクチンを選んで受けて下さい。
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妊娠中に接種できないワクチンは?
いわゆる弱毒生ワクチンと言われているものは控えて下さい。毒性を抑えた弱毒ワクチンですがウイルスは活きています。生ワクチンは風疹、麻疹(はしか)、ムンプス(おたふくかぜ)、水痘(水ぼうそう)などです。
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先進医療は保険でできますか?
「先進医療」は保険適用が認められておらず、自費診療となります。ですが、他の保険診療と併用して実施することができる医療です。
先進医療を受けた際に、皆さまが加入されている保険会社から給付金が支払われる場合があります。保険契約の際に「先進医療特約」を付帯して契約されている方は、ご加入の保険会社にお問い合わせください。当院で実施可能な先進医療は次のとおりです。
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加齢は不妊症に影響がありますか?
年齢を重ねると供に妊娠率は低下してきます。35歳から妊娠率の低下は顕著化してきます。
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加齢は流産に影響がありますか?
年齢が高くなると流産率が上昇してきます。これは卵子、受精卵、胚の染色体異常率が高くなることによります。
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加齢による卵子の質の低下は、どんな影響がある?
卵子の質は染色体異常の増加、エネルギー産生能の低下(ミトコンドリアの機能低下)の2つが大きな原因です。加齢による卵子の質の低下は妊娠率の低下、流産率の上昇、染色体異常の発症率の上昇に関係してきます。
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男性の加齢は影響がありますか?
性欲が低下してくることが一つ。更に、精液所見が年齢とともに若干悪くなるようですが、卵子程年齢の影響は強くはないでしょう。
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たばこやお酒、悪い影響はありますか?
タバコは活性酸素を増加させて精子の質を低下させる可能性があります。お酒は適量ならよいのですが過ぎるとやはり精子の質に影響があります。
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以前、性病にかかったことがあります。その他の過去の病気や手術経験は不妊症と関係ありますか?
性病が完治していれば不妊への影響は少ないでしょう。クラミジアは女性に移ると女性の不妊や腹膜炎の原因になります。
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精液検査で異常があると言われました。どうしたらいいでしょう?
精液の状態は日によって大きく変わることがあります。
世界保健機関では3回調べて一番良い時を採用するようにと言っています。再度検査をすることを勧めます。もしそれでも異常が あれば原因を調べましょう。 精液の状態によっては人工授精や体外受精が必要です。 -
不育症って何?
「妊娠は成立するが流産や死産を繰り返して生児が得られない(出産できない)状態」と定義されています。一般的には、原因の如何にかかわらず流産を2回繰り返すと不育症といいます。日本産科婦人科学会の定義では生化学的妊娠を流産回数に数えないことになっているため、生化学的妊娠を繰り返しても不育症とはいいません。
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不育症の人はどれくらいいるの?
流産は約 15% に起こりますが、2回以上の流産(不育症)は 5% に認められます。3回以上連続して流産を繰り返す習慣流産は1.1%です。不育症患者は日本には約2~3万人いると推定され、決してめずらしくありません。
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不育症の原因は?
不育症の4大原因は抗リン脂質抗体症候群、先天性子宮形態異常、カップルの染色体異常(主に均衡型転座、逆位)、胎児(胎芽:妊娠10週未満では児は胎芽とよばれる)染色体異数性(数の異常)です。その他に内分泌的異常(甲状腺機能低下症、糖尿病など)がありますが、半数以上は原因不明です。
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不育症の治療にはどんな方法があるの?
原因となる疾患があればその治療を行います。また、リン脂質抗体が陽性、血液凝固系の異常などが見つかれば、低用量アスピリンの内服やヘパリンの注射を行います。
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不妊治療無料相談とはなんですか?
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受付時間は何時ですか?
受付時間は下記のとおりです
- 月・金 午前 8:30~12:15 / 午後 2:30~6:45
- 火・木 午前 8:30~12:15 / 午後 2:30~5:30
- 水・土 午前 8:30~12:15 / 午後休診
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