人工授精

人工授精（子宮内精子注入法）とは

排卵のタイミングに合わせて、調整処理した精子を子宮内に注入し、自然妊娠を補助する方法が人工授精です。
女性の卵管がきちんと通っていることが条件です。
ご主人の精子の状態があまりよくない場合（数が少ない、運動性が不良、射精障害）や、奥様の頚管粘液の状態がよくない場合（量が少ない、フーナーテストが不良）に行われます。
明らかな不妊原因がなくても、タイミング指導を半年から１年続けても妊娠しない方のステップアップで行う場合もあります。

人工授精の流れ

1. step01

   排卵日の予測

   予測する方法はタイミング療法と同じです。必要な人は排卵誘発剤を使用し、卵胞（卵子）を育てます。

2. step02

   精子の採取

   妻の排卵日に合わせて夫に精子を採ってもらいます。
   自宅で採取し病院へ持っていくか、病院内で採取するか、どちらかの方法を選びます。

3. step03

   元気な精子を選ぶ

   精子はそのまま注入するのではなく、密度配法とよばれる方法で洗浄、濃縮します。
   これは少しでも雑菌を取り除き、元気な精子を確保する方法です。

4. step04

   子宮内に精子を入れる

   専用のカテーテルを用いて精子を子宮の中に注入します。

5. step05

   妊娠の判定